『審査を受けなくて済む』業者に潜む落とし穴

消費者金融の申し込みを行うときは、どの会社も必ずといっていいほど『審査』を実施します。広告記事を見ると『10秒審査』などのスピード性をアピールした部分が目に付く機会が多いです。ですが、この審査に阻まれ、必要なときに必要なお金を借りるということが出来なかった経験をされた方もいらっしゃると思います。

では、審査なしで契約することは可能なのでしょうか。結論は、おそらくほぼ『NO』と行っても過言ではないと思われます。たとえどんなに簡単であろうとも、取引銀行の口座確認や、本人確認などの過程を省略することは、国から正式に認可を受けた業者では難しいと考えられるからです。大手であれば特に、契約者が返済不能に陥る、所謂『焦げ付き』のリスクを軽減するためには、決して避けては通れないからです。闇金と呼ばれる違法業者は審査と呼べる内容が乏しい状況でも貸付を行うかもしれませんが、それよりも有り余ってリスクの方が高いと言わざるを得ません。

最近では、クレジットカードのショッピング枠を現金化するシステムが存在しており、こちらは違法ではないようです。手数料と称して換金額の数%を減額した分で現金が振り込まれ、審査もなく振込もスピーディーに行われるよとのことです。それでもやはり悪質な業者は少なからず存在するようで、現金化の利率を急に変更したり、法外な手数料をとることで利益を調整するようなところもあり、決して必ずしも安全とは言えないのが現状のようです。甘言には裏があります。自身の理性をしっかり保ち、無理のない利用状況を構築していくことが肝要です。

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